お金の仕組みがよくわかります^^
お金について〜?何か嫌だなぁ。
お金について考えるのって卑しくない?
全く卑しくありません
生きていく以上お金と無縁でいることは難しいですよ
この本を書かれたのは村上世彰氏です。
正直あまり良いイメージがありませんでした
何か「悪い人」というイメージが・・・
そこの是非については今回は論じません。
ただ、この「悪い人」というイメージ自体は実態と違っていたのでは?と思っています。
この「悪い人」イメージもかつてみた「テレビ」の一部分だけの印象なんですよね。
さらに「お金について考えるのは宜しくない」とも思っていました。
ただ、生きていく上で「お金」はなくてはならない「ツール」です。
今後「現金」ではなく、「○○Pay」やら「仮想通貨」に変わっていくのかもしれませんが、
「お金」という概念自体は変わらないと思います。
正しく認識して、上手に付き合っていく必要があるのではないでしょうか?
もう少し大きくなったら
子供に読ませようと思います
かなりわかりやすい表現で書かれているので、小学生高学年くらいであれば
十分読んでいただけると思いますよ。
【今君に伝えたいお金の話】 結論(忙しい方向け)
特に読んでお伝えしたい!と思ったのはこの3点です。
①お金は「道具」ということ
②価値を見極めるということ
③リスクとリターンの考え方
厳選してこの3つを選びました。
他にも色々な気付きがありましたよ。
全部で200Pもありませんし、文章自体がかなり読みやすいので、
「お金って苦手・・・」という方でも読みやすいと思います。
さて、3つを詳しく説明していきます。
【今君に伝えたいお金の話】 特にお届けしたいこと3選
【今君に伝えたいお金の話】 ①お金は「道具」ということ
たしかに、「お金」をめぐる争いはあちらでもこちらでも起きています。でもそれは、「お金」が悪さをしたからではありません。お金の力に惑わされた人々が勝手に争ったり悪いことをしたりしているだけなのです。
出典:「今君に伝えたいお金の話」 P22 作者: 村上世彰 出版社:幻冬舎
お金についてどのようなイメージをしますか?
と聞かれると「ネガティブ」なイメージが思い浮かぶのではないでしょうか?
・お金儲けは汚いこと
・お金について考えるのは悪いこと
・お金持ちは悪人
ただ、ちょっと考えてみてください。
本当にそれは悪いことなんでしょうか?
日本で生活していく以上、「お金」は必要になります。
それを何となくイメージだけで思考するのをやめてしまうのは、
間違っているのではないかと最近思うようになりました。
「お金」や「税金」について正しく学ばずに、
「考えること自体が悪い」としてしまうのは危険だと思います。
「良い」か「悪い」かを判断するためにもお金については
正しく認識をした方が良いですね。
私自身も特に理由もなく、何となく
お金に関して悪いイメージを持っていました
【今君に伝えたいお金の話】 ②価値を見極めるということ
高いお金を払ったからと言って、おいしくて栄養のあるものが食べられるとは限らない。食べ物に限らず何でもそうだけど、高値であれば質が高いというわけではありません。
出典:「今君に伝えたいお金の話」 P54 作者: 村上世彰 出版社:幻冬舎
サンマ1尾の値段はどのように決まっているかご存知ですか?
需要と供給のバランスで決まっている、何てことは常識ですよね(笑)
需要>供給であれば、サンマ1尾の値段は上がります。
需要<供給であれば、サンマ1尾の値段は下がります。
こうして値段は決まっていきます。
そのため、次のような現象が起きます。
・やせっぽっちで美味しそうではないサンマ の値段が高く、
・丸々と太って美味しそうなサンマ の値段が安くなります。
え!?なんで!?
それなら安くて美味しいサンマが食べたいよ!!
美味しそうでない年は不漁で供給量が少なく、
美味しそうな年は豊漁で供給量が多かったからです
自然からの収穫物だと「不漁・不作」の時は味もイマイチ・・・
ということはよくあることです。
つまり、「旬の時期に供給量が多いもの」は、
新鮮で美味しい可能性が高いということです。
つい、「高い値段がついているもの」=「価値がある」と
感じてしまいがちですが、需要と供給の関係で高い値段がついていることもあります。
つけられた「値段」で「価値」を判断するのではなく、
「価値」を見極める能力が必要になります。
ドラム式洗濯乾燥機はかなり高い値段が
ついていましたが、それ以上の「価値」が
私にとってはありましたね^^
そちらの魅力は下記を参照ください^^
「値段」で判断するのではなく「価値」で判断することが大切ですね。
【今君に伝えたいお金の話】 ③お金を増やすための「リスクとリターン」
ただ、僕の経験から言えるのは、お金こそが、お金を生む卵=金の卵だということ。だからもとになるお金をまず貯めることが出発点です。
出典:「今君に伝えたいお金の話」 P120 作者: 村上世彰 出版社:幻冬舎
お金は寂しがりと若い村上少年にお父さんは言ったそうです。
すごく適切な表現だと思いました
確かに、お金はお金持ちの元に集まりますが、
貧乏な人のもとにお金はなかなか集まりません。
卵が先か、鶏が先か、といった話になってしまうかもしれませんが、
実際にお金は持っていない人の手元から離れて、より持っている人の手元に残ります。
村上さんは「稼いだお金の2割を貯金してみよう!」と投げかけています。
稼いだお金を稼いだ分だけ使っていては、
お金はいつまでも集まってくれません。
割合こそ違いますが、「バビロンの大富豪の七つの知恵」とも重なりますね。
「バビロンの大富豪」では収入の1割を貯蓄しなさい、と表現されていました。
但し、「銀行預金」という形でしているだけではお金を増やすことはできません。
銀行預金の状態だとリスクは低いのですが、その分得られるリターンも低いのです。
(インフレによって価値が目減りするので事実上損をします)
ということである程度「リスク」のある投資を行うことが必要です。
リターンを横軸、リスクを縦軸に取って、
リスクとリターンの関係を図にしてみました。
大体リスクとリターンは表裏一体の関係です。
そのため、リスクが低くてリターンが大きい、なんてことはあり得ません。
仮にあったとしても私たちのような一般人が知る前に、お金持ちに取られていますw
ただ、リスクが大きいけどリターンが小さいということはあり得ます。
そのため、○万円払ったから必ず儲かる!なんて話を信じないようにしましょう。
村上氏は「リスクとリターン」を推し量る手法として、
「期待値」の考え方について本文で紹介されていました。
もう少し詳しく知りたい、という方は是非第5章をお読みくださいね。
「期待値」の考え方を鍛えるために、村上家でやっていたゲームをご紹介します。
【期待値を学べるゲーム】 ①ジャンケンゲーム
1ゲームで「グー」「チョキ」「パー」をそれぞれ2回までしか出せません。
カイジをご存知の方がいれば「限定ジャンケン」みたいなものですねw
出せる回数が決まっているので運否天賦ではありませんね。
【期待値を学べるゲーム】 ②31ゲーム
交互に数字を言っていって「31」と言った人が負けのゲームです。
ゴールや1度に言って良い数字の数によって変わりますが、
このゲームには必勝法があります。
必勝法に早く辿り着けるか?というゲームです。
【期待値を学べるゲーム】 ③7ならべ
順番に並べていって先に手札を全て出した人が勝ちですが、
もう1つ「パスを複数回させて勝つ」という方法があります。
そのためには、「相手の手持ち」「自分の手持ち」を
総合的に判断する必要が出てきます。
これらのゲームの共通点は「運」要素だけではないことです。
配られた手札をどう使うか、必勝法にいかに早くたどり着くか?
といった「期待値」を考えるきっかけが散りばめられています。
我が家でもやりたいですね^^
【今君に伝えたいお金の話】 結論
①お金は「道具」ということ
②価値を見極めるということ
③リスクとリターンの考え方
ということで「いま君に伝えたいお金の話」で特にオススメしたい3点をご紹介しました。
お金に関してよく知らずに大人になる方が危険ではないかと改めて思います。
リスクとリターンでもご紹介しましたが、
ローリスクハイリターンはあり得ませんが、
ハイリスクローリターン(ノーリターンかも)はあり得る話です。
Twitterでも「詐欺にあった」という話を時々拝見します。
期待値について正しく理解して、自分自身が納得した上で投資をすることが大切だと思います。
決して進めてきた人の言い分を間に受けないように、
改めてお金の勉強をしてみませんか?
本を読むのはちょっとなぁ・・・!という方はこちらの動画をどうぞ
お金の考え方、接し方について1から解説されていますよ。
さらに興味がある方はこちらもどうぞ。
こちらで2020年度におススメできる商品・サービスを紹介しております。
コメント