[書評]【バビロンの大富豪】現代にも通じるお金の基礎を学ぶ<七つの知恵編>前編

※記事内に広告を含む場合があります。

ビジネス/書評

物語調で理解しやすい「お金の基礎」本です!

わからない君
わからない君

お金ってよくわかんないよ~

本も小難しいさ~

ひろ
ひろ

そんな方におススメなのが「バビロンの大富豪」!

物語を通して「お金」の原則を知ることができます!

個人的には大当たりな1冊です。

いくつかのストーリーから成り立っているのですが、

その中でも「七つの知恵」について今回はお伝えします。

漫画版もありますので小さい子やお金が苦手な方は是非
(私の妻のような・・・)

この本は古代都市バビロンの逸話を元に構成されています。

バビロンは、紀元前18~6世紀の古代メソポタミア地域における主要な王国だった。その名をとどろかせる首都が、ユーフラテス川沿いに建設された。都市は、川をまたいでその両岸に、ほぼ同じ面積で建設され、時に襲う季節的な洪水を防ぐため、川沿いには険しい堤防が築かれた。元々は、バビロンはアッカドの小さな町で、その起源は紀元前2300年頃のアッカド帝国にまでさかのぼる。

Wikipedia(バビロン) 2019年10月18日取得

紀元前ですので本当に大昔の話です。

そこで語られていた逸話が現代でも通ずるとしたら、

本質なのではないでしょうか。

 

【バビロンの大富豪】七つの知恵とは?

本文における【第二話 富をもたらす黄金の「七つの知恵」とは】に記載されている

大富豪アルカドの価値ある講義という話の中で語られています。

アルカドとはバビロン一の大富豪といわれた人物です。

バビロンが深刻な財政難に陥った時に、サルゴン王がの命により

アルカドが「富を手に入れる方法」として紹介したのが、次の七つの知恵です。

第一の知恵:まずは財布を太らせることから始めよう
第二の知恵:自分の欲求と必要経費とを混同するべからず
第三の知恵:貯めた資金は寝かさずに増やすべし
第四の知恵:損失という災難から貴重な財産を死守すべし
第五の知恵:自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ
第六の知恵:将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取り掛かるべし
第七の知恵:明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、
自尊心を持って行動すべし
なんとなく現代の日本でも通ずるような気がしますよね。
一つ一つ考えていきたいと思います。

【バビロンの富豪】第一の知恵:まずは財布を太らすことから始めよう

アルカドは次のように語ります。

財布に十枚のコインを入れたなら、使うのは九枚まででやめておくのです。

出典:バビロンの大富豪 P60 作者:ジョージ・S・クレイソン 出版社:キングベアー出版

給料で20万円稼いだとします。

この時20万円そっくりそのまま使っていては、

いつまで経っても財布は太りません。

20万円のうち、2万円は使わずに貯めていけば、

年間24万円、10年間240万円貯めることができます。

利息などは計算しなくてもです。

まず、お金持ちになる第一歩は、手元にお金を残すことです。

まずはお金がなければ始まりません。

これは現代も同様ですね。

 

【バビロンの富豪】第二の知恵:自分の欲求と必要経費とを混同するべからず

アルカドは次のように語ります。

私たちがそれぞれ必要経費と呼んでいるものは、自分で気をつけていない限り、必ず収入と等しくなるまで大きくなってしまうものなのです。

出典:バビロンの大富豪 P63 作者:ジョージ・S・クレイソン 出版社:キングベアー出版

 

たとえコイン一枚でも、金を使うときには、それが百パーセント価値があるものでなければならない、ということを肝に命じてごらんなさい。

出典:バビロンの大富豪 P63 作者:ジョージ・S・クレイソン 出版社:キングベアー出版

これも現代と同様かもしれませんね。

年収1000万円でも貯金がほとんどない人もいれば、

年収300万円なのに貯金がある人もいる、なんて聞いたことありませんか?

この差は「必要経費」の考え方によるものです。

ローンを払って、子供を私立に行かせて、

最新家電を揃えて、年1回海外旅行して、

車も新車で買い換えて・・・とやっていたら、

1000万円でも足りなくなりますね。

この支出は「本当に価値があるのか?」と判断する必要があります。

100万円の価値があるモノを1万円で買うことが出来れば、

「価値ある買い物」になりますが、

10円の価値しかないものを1000円で買えば、

「価値のない買い物」になります。

1万円と千円で比較すれば千円の方が安く変えたように見えますが、

これはあくまで「価格」の比較ですからね。

「価値」を判断する目が必要です。

 

【バビロンの富豪】第三の知恵:貯めた資金は寝かさずに増やすべし

アルカドは次のように話をしました。

金貸しはこの金が複利で増えたため、最初の十枚の銀貨は今や三十枚半になっていると答えました。

出典:バビロンの大富豪 P69 作者:ジョージ・S・クレイソン 出版社:キングベアー出版

少し状況を説明すると、アルカドは

「お金にお金を稼いでもらう大切さ」を説いています。

具体的には農家の主人が、息子の誕生時に銀貨十枚を金貸しに預けました。

息子が20歳になった時に、金貸しに聞いたところ、銀貨が三十枚半になっていました。

息子が50歳になった時、農家の主人は無くなっていましたが、

銀貨は百六十三枚になっていましたそうです。

農家の主人は「銀貨を十枚預けただけ」です。

あとは複利の力で増えていきました。

これが「お金に働いてもらう」ということです。

これも現代でも通用するとは思いますが、

銀行ではここまでの爆発的な効果は期待できません。

金利がほとんどつかないためです。

現代では株式などへに投資することで、

お金に働いてもらうことになります。

投資信託を購入して、配当金も再投資しておくと、

数年後・数十年後に複利の効果を実感することができるのではないでしょうか。

 

【バビロンの富豪】第三の知恵までまとめ

第三の知恵まで紹介しました。

現代の日本では100%そのまま導入することは難しい部分もありますが、

「現金」を使わずに財布を太らせる。

その為には、本当に必要なモノに対してお金を支出する。

お金はそのまま寝かしておかない。

この辺りは現代でも同様ですね。

本来必要がないものにまで浪費をしてお金持ちになることは難しいです。

圧倒的な給与所得や事業所得があれば可能かもしれませんが、

大多数の人にはできません。

まずは手元にお金を残して、

お金に働いてもらってお金を増やす、という仕組みを作る必要があります。

 

読みやすい漫画版もあわせてどうぞ

こちらで2020年度におススメできる
商品・サービスを紹介しております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました