[書評]【バビロンの大富豪】現代にも通じるお金の基礎を学ぶ<七つの知恵編>後編

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ビジネス/書評

バビロンの大富豪七つの知恵後編です

現代でも活かせるんですか?

ひろ
ひろ

全てがそのまま導入することは難しいですが

基本的な考え方は活かせます!

バビロンの大富豪で紹介されていた「七つの知恵」を3つお伝えしました。

本日は残り4つをお伝えします。

アルカドが「富を手に入れる方法」として紹介したのが、次の七つの知恵です。

第一の知恵:まずは財布を太らせることから始めよう
第二の知恵:自分の欲求と必要経費とを混同するべからず
第三の知恵:貯めた資金は寝かさずに増やすべし
第四の知恵:損失という災難から貴重な財産を死守すべし
第五の知恵:自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ
第六の知恵:将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取り掛かるべし
第七の知恵:明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、
自尊心を持って行動すべし

健全な投資について、まず第一の原則は元本を確保することです。

出典:バビロンの大富豪 P70 作者:ジョージ・S・クレイソン 出版社:キングベアー出版

また、次のことも。

金を扱って利益を生むことに経験を積んだ人に勧告や助言をしてもらうことです。

出典:バビロンの大富豪 P72 作者:ジョージ・S・クレイソン 出版社:キングベアー出版

私はこの格言は現代の日本で応用するのは難しいと考えています。

何故なら、「元本保証」や「お金のプロの助言」を貰おうとすると、

多くの対価を支払わざるを得なくなります。

例えば元本保証の保険をFPに勧められたとします。

これは上記2つの要件を満たしています。

但し、元本保証の保険は実態は投資信託ですが、

投資信託よりも利回りは低くなります。

保険会社は加入者からお金を預かって運用して収益を上げることで、

保険会社で働く社員の給与や広告費、経費を支払います。

その残りが加入者に支払われることになります。

また、FPもお金のプロですがFP自体が「元本保証保険」を売ることで、

生計を立てているとしたらどうでしょうか?

本当は勧めない商品でも、背に腹は変えられない可能性はありませんか?

銀行員や証券マンもそうです。

その方達の報酬はどこから出ているのでしょうか?

以上の理由から、「元本保証」や「お金のプロの助言」を

そのまま現代社会で活かすことは難しいです。

とはいえ投資の判断材料としては必要なことだと思います。

私も含めて投資をほとんどしたことない人が目にする、

「ハイリスクハイリターン商品」は、ほぼ全てが

「ハイリスクノーリターン商品」だと思っていいです。

本当に有益な情報はその辺に転がっていませんし、

わざわざ貴方に売りに来ることはないでしょう。

貴方が「絶対に儲かる話」を知っているとして、

他の人に教えますか?

 

【バビロンの富豪】第五の知恵: 自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ

アルカドは次のように語ります。

生活コストは大きく下がり、仕事で稼ぐ金のうち、娯楽や自分の欲求を満足させることに使える額が増えることでしょう。

出典:バビロンの大富豪 P75 作者:ジョージ・S・クレイソン 出版社:キングベアー出版

この部分に関しては現代日本では少し当てはまりませんね。

私は「自分の住まいを持つことは、投資と心得よ」だと理解しています。

現在の日本では不動産投資は一朝一夕でできるものではありません。

資産価値が必ず上がるわけではないためです。

一部の不動産だけが資産価値が上がり、多くの不動産は資産価値が下がっています。

マイホームを買うこと自体は否定しません。

但し、マイホームを買うことは「不動産投資」です。

投資とは買ったお金以上で売れるならば資産になり、

買ったお金以下でしか売れないのであれば負債になります。

もちろん負債でも構わないから家が欲しいのであれば、

何も問題ないと思います。

マイホームは不動産投資の1つです。

 

【バビロンの富豪】第六の知恵: 将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取り掛かるべし

アルカドは次のように語ります。

年老いてから必要な金と、家族を守るために必要な蓄えとをあらかじめ用意しておくこと、です。

出典:バビロンの大富豪 P78 作者:ジョージ・S・クレイソン 出版社:キングベアー出版

現代も同様ですね。

少し前に「老後に2000万円必要!」という報告がされて炎上していましたが、

第六の知恵と相違はありませんね。

「今から」がポイントだと私は思います。

あなたの人生において「今この時」が一番若いのです。

3年前に気付けば・・・、5年前に・・・、10年前に・・・

実際にその時に気付けていれば今資産はある程度大きくなっていたかもしれません。

とはいえそこで過去に囚われてもどうすることもできません。

できることは「今」行動を変えることだけです。

収入から余剰資金を残し、複利の力で少しずつ増やしていく。

それを考えるのは「今この瞬間、一番若いあなた」ということです。

 

【バビロンの富豪】第七の知恵: 明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、 自尊心を持って行動すべし

アルカドは次のように語ります。

望みなければ、達成なし。強く、明確な望みを持つべし。

出典:バビロンの大富豪 P80 作者:ジョージ・S・クレイソン 出版社:キングベアー出版

「明確な望み」という点に強く共感します。

何となく「お金が欲しいなぁ」とか「仕事辞めたいなぁ」と思っていて

上手くいったことはありましたか?

少なくても私はありませんでした。

何故なら望みが明確でなかったからです。

よく、宝くじに当たった人は不幸になるという話を耳にしますが、

私は望みが明確でなかった人が不幸になるのではと考えています。

どうしたいかが自分自身すら理解できていないから、

散財やリスクの高い投資に手を出してしまい、

不幸になってしまう方が多いのではないでしょうか。

「なぜお金持ちになりたいのか」

「なぜ仕事を辞めたいのか」

「そのために必要なことは?」

・・・と深掘りをして自分を理解することが大切です。

 

【バビロンの富豪】七つの知恵まとめ

第四の知恵から第七の知恵まで紹介しました。

後半はかなり現代の日本ではそのまま導入することが難しいですね。

とはいえ全く大外れなわけではありません。

「七つの知恵」の考え方自体は現代も同様です。

導入できないのは逆手に取られて、お金を失うリスクが増えたためです。

例えば詐欺師も「元本保証」を騙ることで人々を惑わせることを、理解しています。

相手が「知恵」を知っている以上、思考停止するのは危険ですね。

七つの知恵は本質を理解して活用することで、

試算を増やしていくことが可能です。

私自身、第一の知恵と第二の知恵は既に実践していましたが、

確かに少しずつ資産を増やすことが出来ています。

他にも「気付き」が散りばめられています。

是非一度目を通してみてはいかがでしょうか?

 

 

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