どうなる?終身雇用-トヨタ社長・経団連会長が語った- 独断と偏見で考察する話-旧ブログ記事56-

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ビジネス/書評

終身雇用守るの難しい」とトヨタの社長が語ったのです。

テレ朝ニュース

 自動車業界トップも終身雇用の継続は難しいとの認識です。

日本自動車工業会・豊田章男会長:「なかなか終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきたのではないかと」
トヨタの豊田社長は業界団体のトップとして、終身雇用について「雇用を続けている企業にインセンティブがあまりない」などと述べ、今のままでは継続は難しいとの認識を示しました。一方、中途や派遣の社員が増えているとして、「やりがいのある仕事に就けるチャンスは広がっている」と述べました。終身雇用を巡っては、経団連の中西宏明会長も「終身雇用なんてもう守れないと思っている」と発言しています。

また5月7日には経団連の中西会長も「終身雇用」に関して否定的な発言をしています。
朝日新聞でデジタル

経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)は7日の定例会見で、終身雇用について「制度疲労を起こしている。終身雇用を前提にすることが限界になっている」と改めて持論を展開。「雇用維持のために事業を残すべきではない」と、経営者に対して新しいビジネスに注力するよう訴えた。

この件に関して独断と偏見でまとめます。

目次
1.終身雇用は本当になくなるのか?
2.雇用される側はどうすればよいのか?
3.まとめ

結論:「終身雇用」は事実上無くなる。自分ならではのスキルを身に着ける必要がある。


1.終身雇用は本当になくなるのか?
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私は制度としての終身雇用がすぐになくなることはないと思います。

入社して1つの企業で勤め上げる方も一定数はいらっしゃるでしょう。

但し、これまで同様に企業に「ぶら下がって勤め上げる」のは難しくなるでしょう。

早期退職しない限り面接が続き…「45歳以上クビ切り」横行中」

人手不足が叫ばれるなか、大手企業がいま、「早期希望退職」という名のリストラで、45歳以上の人員整理に走っている。

「『あなたは残っても仕事がない』と言われた。それなりに貢献してきたと思っていたので、ショックで食事が喉を通らなかった」

NEC社員のAさん(48歳、SE)が胸中を打ち明ける。傷つけられたプライド、将来への不安……。上司の言葉はあまりにも残酷だった。会社人生半ばで突然、退職を迫られるサラリーマンの声が悲痛になるのは、無理もない。

この記事のようにある一定の年齢を超えた方で、「会社の戦力にならない」と判断された方は、

事実上の退職勧告を受けるケースが増えていくでしょう。

・働き方改革
・副業推進
・人手不足による黒字倒産

などなど流れは従来通りの働き方は出来なくなっています。

これまでの人口が右肩上がりの時代であれば、一定数の方が頑張りで、

タダ乗りする人(フリーライダー)も食べることができました。

しかし、現状は「フリーライダー」を食べさせる余力がなくなっています。

その為、全ての会社とは言いませんが、「終身雇用」はなくなるでしょう。

会社によっては「終身雇用」を謳い、人材を確保する流れもあるでしょう。

とはいえこれも「フリーライド」を認めてくれるわけではありません。

その為、「その人ならではの価値」を創造しておかないと、

晩年に「貴方の仕事はありません」と通告される可能性が高まっています。


2.雇用される側はどうしたらいいのか?

私は「会社から指示を受けたこと」以外でスキルを磨く必要があると考えます。

・IT関連のスキル
・法律関係のスキル
・経理・財務関係のスキル
・発信を行うスキル
…などなど

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「会社のカンバン」が無くても、やっていけるスキルがある方は、

「最後まで勤め上げることができる」のではないでしょうか?

反対に
・会社から指示されたことしかできない。
・創意工夫・効率化を図ろうとしない。
・会社や同僚に対する文句を言い、生産性を下げる。
・会社の「カンバン」を自分の「カンバン」と錯誤する。

といった方は「最後まで勤め上げること」は難しくなるでしょう。

ここでのポイントは「ご自身でやっていくだけの能力」があることを、

客観的に判断できれば企業としては「採用し続ける」という判断を下しやすくなります。

何故なら「自分で食べていくだけのスキル」があるのですから。

会社から言われたことしかやらない・出来ないという人は、

定年間際まで居て頂くメリットがどんどん減ります。

毎年新入社員が入ってきますし、海外の人材も入ってきます。

1ヵ月40万円の50歳と、1ヵ月25万円の25歳。

出来る仕事が同じならば、前者を雇うメリットはないですよね。

その為、サラリーマンとして働くうえで経験する知識に加えて、

「自分で稼ぐことが出来る経験」を積んでおく必要があると私は考えています。

3.まとめ
・終身雇用は事実上なくなります。
・自分で稼ぐことができる「武器」を磨きましょう。
・色々種類がある中どの「武器」を持つかはあなた次第です。

終身雇用は事実上なくなります。

今後は人材はより流動的になるでしょう。

40代・50代で転職する方も珍しくなくなると思います。

但し、会社に「フリーライド」して転職をすることや、

定年まで働き続けるのはかなり難しいでしょう。

その為、「会社員」以外の「武器」を持ちましょう。

「武器」があれば、会社に雇われる以外の選択も取れますし、

会社でも「武器」を活かすことが出来れば、「終身雇用」される可能性はあります。

私自身「会社員」をしながら「武器」を探しています。

ご自身の「働き方」「将来設計」を今一度考えていただく良い機会ではないでしょうか?

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