【敗者のゲーム】について考えてみた話

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ビジネス/書評

こんにちは、こんばんは、おはようございます!

ひろです。

最近尊敬する方々がYoutubeやTwitterで紹介されている本を最近読むことが増えました。

ちなみに最近は図書館で借りて読んでいます。

購入しない理由は時間に区切りがあった方が読書がスムーズだからです。

一定期間で返すのでそれまでに読まなければいけない。

他の人も借りているのですぐに届くわけではない。

というところが却ってメリットです。

その期間に読んでいけば着実に読書を進めることができますし、

ブログ執筆や本業にも悪影響が少ないです。

 

今回「敗者のゲーム」を読んで感じたことをお伝えします。

 

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今回のお話を伝えたい人

何となく挑んで、失敗してを繰り返している過去の私。

 

結論(忙しい人向け)

勝つ側の言動によって勝負が決まる「勝者のゲーム」と

負ける側の言動によって勝負が決まる「敗者のゲーム

どちらに参加しているかによって打つべき手は変わります。

攻守どちらを優先すべきかの判断材料になります。

 

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敗者のゲームとは何か?

『敗者のゲーム』はチャールズ・エリス氏が書かれた「投資」に関する本です。

今回はご紹介したいのは「敗者のゲーム」という言葉自体です。

 

但し、「敗者のゲーム」サイモン・ラモという方が提唱しているようです。

TRW社の著名な科学者であるサイモン・ラモは「勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」の決定的な差を、『初心者のための驚異のテニス』という本の中で明確にしている。すなわち、テニスには二種類のゲームがあり、一つはプロおよび天才的アマチュアのゲームであり、もう一つはその他大多数のゲームである、と。

チャールズエリス著『敗者のゲーム』日本経済新聞出版 P22

「敗者のゲーム」という単語を最初聞いたときは、

かなりネガティブなイメージを勝手に持っていました。

好意的に考えても「負けるが勝ち」のような教訓かなと勝手に予測していました。

「敗者のゲーム」に関してエリス氏は本文中で次のように語っています。

 プロのテニスは勝つために行なったプレーで結果が決まる「勝者のゲーム」であるのに対し、アマチュアのテニスは敗者がミスを重ねることによって決まる「敗者のゲーム」なのである。

チャールズエリス著『敗者のゲーム』日本経済新聞出版 P22

この表現はかなり腑に落ちました。

高校生時代に体育の授業でテニスをやりましたが、

とても勝つためのプレーをやる余裕はありませんでしたw

何とか返して…を繰り返していたら気付いたら終わっていた。

なんてことが殆どでした。

トッププロはミスすることが少ないため「勝つためのプレー」が必要になります。

例えば強力なショットや相手が届かない場所に打ち返すコントロールなどです。

ただ返しているだけでは延々ラリーが続けられるのがプロです。

つまり「勝者」側の行動によって結果が出ています。

 

一方で大半のアマチュアはそこまでたどり着けません。

大体返している途中でネットに引っかかったり、アウトになることが殆どです。

得点のほとんどは「ミス」によるものです。

つまり「敗者」側の行動によって結果が出ています。

 

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これは「勝者のゲーム」か「敗者のゲーム」か?

この文章を読んだときに考えたことがあります。

それは「勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」では取るべき戦略が変わります。

勝者のゲーム」であれば、自分自身が積極的に行動することが必要です。

なぜなら「勝者」の行動によって勝敗が決まるためです。

反対に「敗者のゲーム」であれば、ミスを徹底的に防ぐことが肝要です。

「敗者」側のミスにより勝敗が決するためです。

「テニス」という題材をとっても「プロ」と「その他大勢」という参加者によって、

勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」が変わります。

今あなたが参加しているのは

勝者のゲーム」なのか

敗者のゲーム」なのか

もちろんこれだけで全て完璧に解決する!とは思っていませんが、

戦術を選択する上で判断材料にはなり得ます。

 

「勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」を考えてみる-サラリーマンの場合-

私なりに分析も兼ねて「勝者のゲーム」なのか「敗者のゲーム」なのかを考えてみます。

今回はサラリーマンを例に考えてみます。

「評価制度」によって分岐し得ると私は考えます。

「加点方式」か「減点方式」で評価されることが多いのではないでしょうか。

「加点方式」は「勝者のゲーム」の性質が強いと考えられます。

何故なら何かしらの「言動」や「結果」に対して10点加点、と評価されるためです。

仮に失敗してもその人の点数が下がるだけで他の人に影響はありません。

 (相対的に影響はありますが)

その為「加点方式」の風土であれば、勝つための行動を選択することが、

ゲームに勝つポイントになる、と考えることが出来ます。

 

一方で「減点方式」は「敗者のゲーム」の性質が強いと考えられます。

これは何かしらの「ミス」に対して減点されていくからです。

つまり一定期間「ミス」をせずに、他の人が「ミス」をしてくれれば、

あなたはゲームに勝ち得るのです。

「減点方式」の風土では100%出来ること以外は手を出さないことが大切です。

そしてミスにつながりやすそうなものは他の人に押し付けることで、

ゲームに勝つポイントになる、と考えることが出来ます。

 

「加点方式」「減点方式」に関する良し悪しは今回横に置いておきます。

あなたがいる職場での「ルールは何か?」を把握することは大切です。

 

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【敗者のゲーム】結論

勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」を把握して判断材料にしましょう。

最近色々なことを学ぶようになって感じていることですが、

提供する側にとって都合がよく「ルール」は決められている、ということです。

知らずに戦いを挑んでボロボロに敗れたくはありませんよね。

最近「副業」やら「投資」やらに取り組まねばならない空気が出てきています。

この時に「絶対に稼げる!」などという謳い文句で搾取されることがないように

知識を身につけ、自分の頭で考える必要があるのではないでしょうか。

やるべきことをしっかりやって勝つ「勝者のゲーム」なのか

相手のミスに期待してキッチリ守る「敗者のゲーム」なのか

改めて考えてみると新たな発見があるかもしれません。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

何か参考になれば幸いです。

 

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