最近別な意味で見る機会が増えた「くるみんマーク」
どういった制度なのか調べてみました。
【そもそもくるみんマークって何?】
厚生労働省のくるみんマーク・プラチナくるみんマークについてによると[くるみんマーク]とは下記のことです。
次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができます。
この認定を受けた企業の証が、「くるみんマーク」です。
「子育てサポート企業」ですよ、と厚生労働省がお墨付きを与えているわけですね。
日本は少子高齢化が進行していますので、国としても次代を担う子供たちの育成を
企業にも支援を求めています。
企業にも支援するメリットを感じさせるために作られたマークですね。
下記は実際に登録されている企業を都道府県別に一覧化されています。
あなたの会社はありましたか?私の会社は調べるまでもなくありません^^;
1.どうやって認定を受けるのか
詳細はこちらに詳しく載っています。
ざっくりと流れを説明すると
「行動計画を立てる」
「行動計画を立てたことを管轄の都道府県労働局に届け出る」
「行動計画を実行・達成する」
「認定を受ける」
というステップを踏むことで取得することが可能です。
東京都だけで2019年4月現在1055社ありました。
体裁が整っていればさほどハードルの高い認定ではないと思われます。
(そうでないと確認作業に膨大な時間が掛かってしまうため)
【何のメリットがあるのか?】
くるみん税制という割増償却の優遇措置があったようです。
これは子育て支援に関する償却資産を割増償却(早期に経費化)できる制度でした。
ただ、2016年以後の資料が見つかりませんでしたので、
以前申請し、現在も割増償却を受けている企業はあるかもしれませんが、
現在優遇制度があるわけではないようです。
また、入札などを行う際に「くるみんマーク」を持っていることで
加点評価になるメリットもあります。
【まとめ】
現在に認定中の企業を調べたところ、東京都だけで2019年4月現在1055社ありました。
税制優遇措置の状況も鑑みると、体裁が整っていれば
さほどハードルの高い認定ではないと思われます。
とは言え子供が小さくて、本当に働きたいのに働けない、
という事を経験した方にとっては一つの指針になっていたと思われるので、
まだまだ波紋は呼びそうですね。
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