勇さんそれはダメですよ!
今回の森若さんの立場はキツイものがありましたね・・・
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第5話で放送されたように、不正に気付いたら指摘するのですか?
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気付いた時点で指摘します。
仮にどのような関係性であっても「これはダメだよ」と伝えます。
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どうしてですか?仲が良い人だったら多少は大目に見ても・・・
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そういう意見も理解できます。
ただ、本当に本人を思うなら指摘をしないといけないんですよね。
ということで新たな試みを導入してみました。
この辺りも活用しながら分かりやすい記事をお届けできたらと。
『これは経費で落ちません!』第5話 ①親友に対する優しさ?
勇さんは高校時代にお父さんを亡くしたという過去があります。
その頃に助けてもらったのが、静岡工場の熊井さんと奥さん。
さらにお子さんが病気を抱えていると言うこともあり、
勇さんは熊井さんに対してかなり甘い対応をしていました。
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これは優しさではないのです・・・
経理処理が苦手な方や金感情が杜撰な方は確かにいます。
時間効率を考えて他の方がやる、というのは全くないわけではないかもしれません。
ただ、今回の件は
①担当の熊井さんと経理担当の勇さんは元々親友。
②勇さんの処理をチェックする人が居ない
(部長は確認していると思いますが、詳細まで見る余裕はないでしょう)
③勇さんは熊井さんに指摘しにくい感情を抱いていた
ことから、不適切だったと言わざるを得ません。
経理部は「お金」に関する責任を負う部署です。
第3者から見ても問題がないようにする必要があります。
『これは経費で落ちません!』第5話 ②小さな不正が大きな不正に
不正に関して以前私はこの本を読みました。
職場がヤバい! 不正に走る普通の人たち [ 前田 康二郎 ]
職場がヤバい! 不正に走る普通の人たち(出版社:日本経済新聞出版社)
著者:前田 康二郎
著者の前田氏はフリーランスの経理部長として様々な会社を見ているそうです。
それらが書かれているのがこの本です。
「この人が!?」という普通の人が不正に手を染めてしまう
エピソードが書かれていますので興味があればご覧ください。
この本でも書かれていましたが、1度不正をやると
2度3度と行ってしまうのが常のようです。
5話では熊井さんは「仮払金」の不正を行っていました。
恐らく一部を病院の費用に充ててしまったのでしょう。
その為、精算をする前に新しい仮払金を請求して、
精算するという自転車操業状態に陥っていました。
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ここで勇さんが熊井さんを止めていれば、
熊井さんは会社を辞めずにすんだはずです。
熊井さんとしてはこの「仮払金の自転車操業」が注意されなかったので、
「これくらいなら平気なんだ」と思っていたのでしょう。
更に契約の更新時に自分の手元にお金が来るように取引先と共謀してしまいます。
今回は数か月したところで森若さんが違和感に気付いたので、
ここで不正は終わりました。(熊井さんは会社を辞めることになりましたが)
もしここで止めなければ、熊井さんの奥さんが言っていた
「とりかえしがつかないこと」
になっていた可能性は十分にあります。
不正をしている人は「自分は不正をしている」という感覚が、
どんどん鈍くなってしまいます。
その為、さらに大きな不正に手を染めてしまいます。
小さい不正であれば、叱責されて終わりにすることもできますが、
大きな不正になってしまうと今回のように事実上の解雇になってしまいます。
(今回は経理部長のお陰で自主退職で収まりましたが)
経理部は会社のお金を守ると共に、
従業員に不正をさせない役目も担っていると私は思います。
経理部が細かくチェックすることで、
「うちの経理の前で不正は出来ないな」と
他の方から思って頂くことが大切です。
『これは経費で落ちません!』第5話 ③トラウマ「ウサギは追うな」
今回トラウマと思われるエピソードが出てきましたね。
森若さんが入社2年目の時に、営業社員の空出張に気付き指摘したようです。
結果的にその社員は解雇。
社内結婚を控えていた彼女も森若さんを罵り退職。
私は幸か不幸かこういう場面に遭遇していないのですが、
ショックを受けてもおかしくないエピソードですね。
ただ、劇中でも指摘されていましたが森若さんは仕事を果たしています。
本来営業社員がカラ出張をしなければ良かった話ですからね。
会社のお金を横領すれば解雇になることが殆どです。
「一時的に借りただけ、返すつもりだった」という言い訳は基本的に通用しません。
更に金額が200万円ということはかなり常習的にやっているでしょう。
(カラ出張で200万円ということは何十回もやったのでしょうね)
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森若さんに落ち度は全くありません!
ただ、結果として営業社員と婚約者の人生を台無しにしてしまったという気持ちは
森若さんの心に残ったのかもしれませんね。
「ウサギを追うな」と2年目のカラ出張が繋がっているのかは
現時点では不明ですが、
いつものように「違和感」を辿って明らかにしたのでしょうね。
『これは経費で落ちません!』第5話 ④不正は絶対にダメです!
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小さな不正でもエスカレートしてバレてしまう可能性が大です
不正に至る心情は生活が苦しいことや、
会社に対する不満など多々あるのだと思います。
ただ、不正はワリに合わないギャンブルです。
バレれば会社を解雇される可能性があります。
更に不正を働いて解雇された、という事実はついて周ります。
つまり将来サラリーマンとして働いて得るであろう
賃金を掛けて今のお金を拾うことになります。
経理部以外の方が不正をしようと思ってもできることは
絞られてしまいますので割に合いませんからね。
今現在経理部の皆さんは、自分自身も他の方も
不正に手を染めることがないようにチェックしていきましょうね。
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