ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」を読んで考えた話-話が噛み合わないとは- -旧ブログ記事92-

ビジネス/書評

前回の話はコチラ

今回は前回記事の続きになりますので、

もしまだお読みになっていないのであれば

前回の記事からご確認ください。

ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」を読んで考えたことを書いています。

3.レベルを揃えて考えましょう
正直一番なるほど!と思ったのはこの部分です。

2人の主張見てください。

Aさん
「何回も契約更新を繰り返して、同じ職場で5年も働いているのに正社員になれず、有給休暇もボーナスももらえず、不安定な立場に置かれている人がいるのはおかしい。こんな非正規雇用契約は禁止すべきだ!」

Bさん
「でも、契約社員として一定期間だけ働きたい人も世の中にはたくさんいるんですよ。全員が全員、正社員になりたいわけではありません。働き方の多様性も確保する必要があります。」

「自分のアタマで考えよう」ちきりん著(ダイヤモンド社) P135-136
※現在は5年間継続雇用で無期転換ルールが導入されていますが、
販売当初の2011年にはありませんでしたので、原文のまま掲載いたします。
(引用ではこちらが良かれと思って修正もアウトなのです)

このAさんとBさんのようなやりとりはよくテレビで見たり、

実際に聞くこともあるのではないでしょうか?

でも何かモヤっとしませんか?そうだよ、そうなんだけどと私は言いたくなります。

この部分に関してちきりんさんはこのように解説しています。

Aさんが問題視しているのは、グレーに塗られた枠の中の人の待遇や雇用条件です。しかし、Bさんが主張しているのは太枠の中には2種類の人が存在する、という話です。「太枠の中に2種類の人がいる」ことはAさんも否定していません。2人の話はレベルが揃っていないのです。俗に言う「かみ合っていない」議論ですね」

「自分のアタマで考えよう」ちきりん著(ダイヤモンド社) P138
注:グレーに塗られた枠の中:賞与もなく、給与も正社員より低い。
突然の解雇の可能性もある。
:太枠の中:自ら望んで非正規社員になりたい人
本当は正社員になりたい人が存在している。

この部分を読んでよく分かりました。

「でも」がついていると反論をしている風に聞こえますが、

よくよく聞くと反論部分は全く噛み合っていないんですよね。

日常生活でもたまにあるかと思います。

この表現を「レベルがあっていない」というのは非常に理解しやすいですね。

レベルがズレたまま話し合いをしたところで、

平行線のまま堂々巡りすることが大半だと思います。

「今どの部分について話し合いをしているか」を確認することは大切です。

この部分に関しては情報を受け取った自分の中でも確認する必要があります。

例えば「年金だけでは老後2000万円不足する」といった例のニュースです。

安心・安全の年金ではないのか!

年金を返せ!

というキーワードが出てきていますが、

少なくても10年くらい前に学生をやっていた私ですら

「年金だけ」で生活できないことは知っています。

そもそも今のご年配の方々も本当に「年金だけ」で生活されているのでしょうか?

大半は「年金」で賄われていると思いますが、

これまでの貯蓄や資産を活用されている方が大半だと思います。

だからこそ「若者は金を持ってない、シニアをターゲットにしよう!」

という戦略が成り立ちます。

私は指摘内容やそもそものニュースの「レベル」が

あっていないように感じています。

4.まとめ

1.「思考」と「知識」は分けて考える。
知識は必要ですが「先入観」を持ってしまうと本質を見誤るケースがあり得ます。

与えられている情報・知り得た情報・予測できる情報から

「思考」することが今求められていることです。

2.判断基準を決める。
判断材料が多いと結局判断することができません。

あまり重要度が高くないことは、事前にある程度決めておくと

スムーズに判断を下すことができます。

3.レベルを揃えて考える。
「会話がなんとなく成り立っているけど、ズレているような気がする」というのは

会話しているレベルがあっていない可能性があります。

今どの部分について話をしているかを都度確認することも必要です。

また情報を受け取った時にも感情を入れると判断を誤ることがありますので、

冷静にどの部分についてなのか確認することも大切です。

個人的にはこの本はもう少し早く読みたかったですね。

また時間を空けて再度読みたいなと思っております。

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